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2008年08月20日
この国の今後についてのひとつの示唆
今週の週アスの歌田さんのコラムに、興味深いことが書いてあった。
自分なりに解釈した要点はこんな感じ。
北欧型の社会は、実は本来の日本向きかもしれない。
北欧の国は、単一民族でシャイ、仲間意識が強くムラ社会的で、少し前の日本に似ている。ただし北欧の国は、政治家が特定の業界に癒着していることが少ないので、思い切った政策を打ちやすい。
米国型の社会は、税金は少ないかわりに社会保障も薄い。
北欧型の社会は、税金は高いかわりに社会保障も手厚い。
米国型の社会を目指していたが、最近はよりもどしが起こっていることからも、本来は日本人にはむいていないのではいか。
いっそのこと、消費税を10%あげるかわりに、年金をちゃんと払って、子育てや教育などの社会保障も、十分手厚くする。
その方が、この国は元気になるんじゃないか。
なかなか面白い。
投稿者 akita : 2008年08月20日 22:52
コメント
いい考えだと思いますね.同意できる部分も多いです.
それからもう一つ,競争社会ということがもっと気になります.日本人はいろいろな意味で競争には向いてないように思える.(世界の地理的な位置づけからみて,日本人はもともと争いを避けてきた民族という仮説もあるくらいです).
まず,競争するためのマインドを身につける教育をしてないのに競争しろっていうことに無理があると思う.それでもシステム的に競争は起きるわけですけど,負けが何を意味するかを知らないし,敗者を称える風潮がまったくないので,悲劇をたくさん生むわけですね.
まず,目標を持ち,それを達成するために努力することは自分の人生にとってどういう意味があるのか,ということをきちんと教育するべきですね.それがないから,とてもナイーブなんです.形だけの競争になる.
競争社会より共生社会を目指すべきかな.ただし,健全な社会を築くために,今の段階で排除しておかなければいけないのは,政治と企業の癒着,そして役所の非効率性や腐敗ね.役人なんてあんなにたくさん要りません(笑).1/10でもいいと思う.
投稿者 おおさわ : 2008年08月21日 04:36
負けに対する意識。それはたしかにそうですね。
そして、このコラムで歌田さんも指摘されているのですが、北欧型の政策を実行できるのは、クリーンな政治があるからこそ、なんですよね。
果たして、権力と自分の利益にしか興味がない、いまの日本の政治家に、それができるのか・・・
憂国の士は、政治家になれないんですかね。
投稿者 akita : 2008年08月21日 08:28