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2005年08月13日

広中平祐という人

広中平祐に説教される。いや、説教だなんておこがましい。人生のアドバイスを受ける。あの人の目は、なんでも見通しているようで、怖いときもあるけど、久しぶりに、人の話を聞いて心にひびいた。

研究者は30歳代後半にbreakthoughがあるものだ。それは20代後半からいろいろ勉強したり考えてきたことが、形として現れる時期だからだ。だから形として現れ始めたら、自身を持ってどんどんやればいい。調子にノっているときは、誰にも止められないくらい研究成果が出るものだ。ただしそれとは別に、lifeworkともいえるような、長い眼で見られるテーマを持っておいたほうがいい。そういうものがあると、歳をとってからも楽しめる。

まさにこれまでの自分のことを言われている。
20代後半に、周りの反対を押し切って函館に行って新しい世界に飛び込んだ。成果が出なくてもどかしかったが、勉強の毎日。
そして30代中盤に金沢に戻り、LSIにベースをおいて、函館で飛び込んだ新しい分野を出力形として研究の進め方のめどが立ってきた気がする今日この頃。そしてそれとは別にlifeworkとも言える、気の長いテーマはずっと暖めている。
そして気がつけばそろそろ30代後半。がんばろう。

投稿者 akita : 2005年08月13日 08:59

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