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2006年05月30日

研究というもの

基本的には、わからないことがおこるから、面白い。
モノゴトに関心を持つという姿勢。まずはそれがなければ始まらない。

知識やスキルなんて、人から教わるものじゃない。
関心を持っていて、知ろうという姿勢があれば、知識やスキルなんていくらでも得る方法はある。
大学では、そういう「姿勢」を学んでいってほしい。
ってか、それ以外は学べんだろう。
知識やスキルなんて、時代と共に、どんどん変わる。
確かに電気回路とか微分方程式とか、変わらないものはあるけど、先端のほうはどんどん変わる。
いまの知識で「アガリ」ではないわけだ。
だから、「姿勢」が大切なわけだ。
・・・なんかうまくまとまらんな。オチもない・・・

投稿者 akita : 2006年05月30日 22:46

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コメント

そうですね.大学で学ぶのは技術や知識ではなく,学び方であるとか基本となる論理的思考とか物の考え方基本でしょうね.
技術はできるだけマスターした方がよいでしょうが,知識については,「コレはどこを調べればわかる」ってことがすぐに分かる程度でよいでしょうね.それが重要かな.研究の同じですよね.何か議論してるときに「それに関する基本的なアイデアはコレコレで,詳細はこの論文に書いてある」って言えれば,それで十分.

これとほぼ同じことを,先週の金曜日に,学部3年生のキャリアガイダンス(就職ガイダンス)で,全員に話ましたよ.
「今の情報処理の技術を身につけるのも重要だけど,技術はすぐに陳腐化する.大学で学ばなければいけないのは,そういう技術の基礎となる計算機科学の考え方,技術の修得の仕方,そして論理的思考方法だ」みたいな感じ.

Communications of The ACM (CACM), Vol. 49, No. 3, March 2006 の33ページから35ページに"Computational Thinking"というエッセイがありますので,ぜひ,目を通してください.僕は,これを研究室の学生と,僕の人工知能の講義をとっているすべての学生にコピーして渡しました.
このエッセイは,ある意味当たりまえというか逆のこと(計算機科学の概念は実世界からの比喩ですから)を言ってますが,考え方を整理するにはよい記事だと思います.

投稿者 大沢英一 : 2006年05月31日 05:33

大沢さん、コメントありがとうございます(恐縮です)
あきたも、大学院の講義で、そういうタイプのもの(知識を教えるのではなく、姿勢というか習慣をつける)を試験的に行っています。試行錯誤ではありますけど。
ご紹介いただいたエッセイは、ぜひ読んでみたいと思います。

投稿者 akita : 2006年05月31日 14:24

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