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2009年04月27日

アメリカという国/金融というもの/日本の行く末

例の中谷氏の本でかなり悪く書かれていた(そういう意図でもないのかもしれないが、付き合い方を気をつける国、という意味ではあると思う)のと、もともとあまり好きな国ではないこともあって、アメリカという国を悪くみていた、というか、付き合い方を気をつけないといけない国、と思っていたが、もちろん、見習うべき点も多い国だと思う。
もちろん、すべてのアメリカの人が、金融工学に狂っているわけではないし、グローバル資本主義を崇拝しているわけでもない(と信じたい)。
フォードを生んだ国だし、ボーイングを生んだ国だし、シリコンバレー(昔のシリコンバレーも、今のシリコンバレーも)を生んだ国、でもある。
そういうところは、見習わないといけないと思う。
ただ、そういうものを生んできた、アメリカという国の土壌が、失われつつあるのも、事実、のようだ。でもきっと、いつかそれに気づいて、生まれ変わっていくんだろう。そう信じたい。
もちろん、いままでの日本という国の特徴を生んできた土壌が失われつつあるというのは、今の日本にもあてはまりそうだ。自戒したい。
今のような調子では、50年後のノーベル賞受賞者は出ないだろうし、ものづくり立国も消えてしまいそうだ。

ちなみに、最近は、小学校の低学年のうちから、金融工学の授業があるんだそうだ。高学年では、模擬的な株取引をするらしい。
世の中のことを何も知らないうちに、そんなことを教えてしまうのは、拝金主義者ばかりを生むことになりそうで、非常に危険なことなんじゃないかと思う。
働くことの大切さ、現実世界の大切さを、徹底的に叩き込んだあとで、資本主義経済の中の現代を生きていくための手段としての金融、というものを教えるべきなんじゃないだろうか。

投稿者 akita : 2009年04月27日 10:27

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