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2010年07月16日
負論理の制御信号とTTL
ふと、いろいろなICの制御信号に負論理のものが多い理由について考えてみた。特にチップセレクト(CS)などは、負論理、つまり値が0のときに有効になる信号が多い。ほかにもリセットも負論理のものが多い。
昔の74シリーズのTTL(74HC??ではなく、ほんとうにTTL=Transistor-Transitor-Logicのバイポーラトランジスタのやつ。ノーマル74シリーズや74LSなど)は、入力ピンがトランジスタのエミッタなので、入力ピンをオープンにすると、電流が流れ出さず、Hレベルになる、という性質があった。(ちなみにCMOSでは入力をオープンにするのは電位が定まらないのでご法度)
つまり、あまり使わない端子で、有効になって欲しくない信号を、端子を開放したままにしておけばHレベルになるわけで、そのHレベル=無効、とする、つまり負論理にすれば、使わない信号線は開放にすればよいことになる。
意外とこんな理由もあるのではないかという気がしてきた。
投稿者 akita : 2010年07月16日 15:10