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2007年06月10日

資本主義経済というもの

最近のコムスンの話もだけど、少し前の保険会社の保険金未払い問題もそうだけど、資本主義経済の下では、しょうがない話だよね。
訪問介護だって、生命保険だって、何のためにやっているか、といわれれば、最後は、その会社がもうかるため、だもん。決して慈善事業じゃない。
だから保険会社は、表向きにはいくらきれいなことをいっていても、最後のところでは、被保険者の幸せより、会社のもうけのほうが大事に決まっている。だから保険金の未払いは起こる。
いくら規制をかけたり、モラルを叫んだりしたところで、根本のところでは、一番大事なのは会社のもうけだから、結果として、法の穴をついたり、どさくさにまぎれたり、徐々に、もうけ優先に流れていくに決まっている。それが資本主義経済というものだ。
なんでも民間に、という流れがあるけど、資本主義経済においては慈善事業はありえないということを、よくわかっていないといけないんじゃないだろうか。

投稿者 akita : 2007年06月10日 19:45

コメント

資本主義社会においては慈善事業はありえない、なんか真理突いてる感じですね。

日本の話じゃないですが、タイのエイズ孤児院"ban rom sai"の代表者がこんなことをおっしゃってたそうです。
  この孤児院をやっていくのに重要な要素は三つある、愛情、時間、そして莫大な"経済力"だ。
現実にある慈善事業(事業そのものがお金を生まない、ビジネスではないもの、という意味で)でさえ無関係ではいられないお金の問題、それが業務に利益が絡む実際の企業ならなにをいわんや、です。

介護事業にしても保険事業にしても、他人の利(金以外も含めて)を自分の利益にもつなげる、というスタンスだったはず。
ただ何かをやるのにお金、"経済力"は必要不可欠、事業が大きくなれば尚更。
なら、儲けは最優先でなければならない。
なら、儲けのためにはなにを犠牲にしても良い……どこかでなにかとずれちゃったのかな、と思います。
どうなれば、一番良いんでしょうねぇ。

…初投稿が長文でしたm(_ _)m

投稿者 junkie : 2007年06月11日 03:50

junkieさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
結局、人間の欲望、というものがあるから、どこかで履き違えるんでしょうね。

投稿者 akita : 2007年06月12日 10:59

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